プライマルやジザメリ、TFCらが数々の録音をしてきたリヴァー・サイド・スタジオのプロデューサー、ダンカン・キャメロンの息子と、フランシス・マクドナルドのユニット、ナイス・マンのメンバー3人らで結成されたSt Deluxeのデビュー作。とにかく屈託がない。あまりにもなさ過ぎて、逆に聴いてて疲れない。なんでこんな時代にこんなにのびのびとギター・バンドができるんだろう。ちょっと羨ましいぐらいのグラスゴー節と轟音ギターが満載のポップ・アルバム。おまけにジョー・フォスターのプロデュースとくれば、まさに80~90年代グラスゴー・シーンの正統な血を受け継ぐバンドと呼んで差し支えない存在といえるだろう。そういや、TFCのローディーがやっていたボーイフレンドっていうバンドが昔いたなぁなんてことも思い出したりもして、グラスゴーという土地の魅力のひとつ「屈託のなさ」の最新形がここにひとつ。あとは、外側の世界に出て、いろんな体験をしてみるのもいいかも。(佐藤一道)



























