前作『Hold on now, youngster』から半年のスパンで完成したLos Campesinos!の新作、最初はEPの予定だったものが、勢いあまってアルバムがデキちゃった、というところにリア・ディゾンや辻ちゃん&太陽並の若さと衝動のようなものが感じられて耳に眩しい。勿論、それは音の方にもしっかりと表れている。しかし同時に、ありとあらゆるものがすぐ手に入り、すべての音が既に鳴らされてしまった「今」を生きるしかないという、諦めと苛立ちにも似た焦燥感もそこにはほんのりと感じられる。この先に未来があるかどうかは問題じゃない、そもそも未来なんて待っていても勝手にはやってこない、とにかく今ギターを手にし、録音し、演奏し続ける、という行為にこそ(/しか)意味がある(/ない)ということを彼らは本能的に察知しているのだろう。そんな衝動がいい形で30分強に凝縮された作品だ。たぶん、未来はあとからついてくる。(佐藤一道)



























