昨年リリースされたデビュー・ミニアルバム『Chunk Of Change』が各方面で話題を呼んでいたマサチューセッツ州ケンブリッジ出身の5人組による初のフル・アルバム。前述のミニ・アルバムが基本的にバンドのソングライターであるマイケル・アンジェラコス一人で録音された、ポスタル・サーヴィスなどを連想させる宅録エレクトロ・ポップ集(元々は彼がガールフレンドへのヴァレンタイン・デー用に録音した楽曲が中心)であったのに対し、バンドとしてレコーディングされた本作では生ドラムにベースも加ったことで、より重心のしっかりしたダンス・ビートが心地良く響き、一皮むけたような印象を受ける。ブルー・アイド・ソウル的なハイトーン・ヴォーカルはアヴァンチーズ、サイケデリックなシンセ・サウンドはMGMT、ポップ、かつセンチメンタルなソングライティングはフレンドリー・ファイアーズ、などなど、引き合いに出されるグループとの共通項は多いが、それらの要素を全てポップネスという名の下にまとめ上げる彼らのセンスに今後も期待したい。今年の年間ベスト入り間違いなしの傑作!
(川名大介)



























