TEENAGE FANCLUB
新作の出来にはすごく満足しているよ
みんなに新曲を楽しんでほしいね
10周年のサマソニに3度目の登場となったティーンエイジ・ファンクラブ。
来年発売予定の新作『Shadows』から自分たちのレーベル運営、
同日に出演したヴァセリンズのことまでをノーマン・ブレイクに聞いた。
ティーンエイジ・ファンクラブ(以下TFC)は、サマソニは2000年、2005年につづいて3度目の出演ですね。
ノーマン・ブレイク(以下N):うん、日本に来るのは毎回楽しいよ。大阪ではちょっと時差ぼけがあったんだけど(インタヴューは東京で行いました)、今日はほんといい気分さ。ソニック・ユース、フレーミング・リップスも見れたし、ヴァセリンズも一緒にいるしね。今日はビヨンセを見たいんだ。彼女を見れるチャンスなんてないしね。みんな見るべきだよ!(笑)
今回はそのヴァセリンズと同じステージに立つわけですが、感想は?
N:彼らの最初の日本のステージに立ち会えるなんてうれしいことだよね。再結成だけど、今の彼らのサウンドっは当時とはまた違ってエキサイティングなものになっていると思うよ。ベル・アンド・セバスチャンのスティーヴィー・ジャクソンがギターを弾いていて、バンドに新しいものをもたらしているよ。今回は1990sのマイケル・マッゴーリンがドラムだしね。僕も「Son Of The Gun」でホーンを担当するんだ(大阪では壊れていたホーンが鳴らず、東京でドラムのフランシス・マクドナルドが新しいホーンを買ってました)。でも、ユージンとフランシスは変わってなくて、相変わらずユーモラスだし、当時と同じ気持ちを持っているよね。それが今の新しいメンバーともうまくいっていると思うよ。
TFCについてはどうですか? デビューした当時~90年代と同じ気持ちを持っていると思いますか?
N:うん、僕らもそうじゃないかな。そんなに変わったとは思わないよ。ステージには毎回同じ気持ちで向かうし、どのメンバーもお金のためだけにバンドをやっているということじゃないしね。どの作品も毎回楽しんで制作しているからね。その意味では、なにも変わってないと言えるよ。年取った今でも、ばかなことするしね(笑)。
でも大きな変化として、今は自身のレーベルPeMaを運営してそこから作品をリリースしていますね。自分たちで運営をするのは難しいですか?
N:一度、流通なんかをセッティングしてしまえばそうでもないよ。まだ自分たちのレコードをリリースしただけで、たくさんのアーティストをかかえているわけじゃないしね。すごくエキサイティングなことさ。僕らに大きな自由が生まれるからね。自分たちの好きなようにやれるし、プレッシャーもないしさ。いつアルバムを出すか自分たちで決めれることはいいことだよ。
それが新作に時間がかかっている理由のひとつかもしれませんね(笑)その新作について聞かせてください。
N:はは、そうかもね。新作は3ヶ月前に完成しているんだ。でも年内はクリスマスのアルバムとかが多くてタイミングが悪いから来年の1月に出す予定なんだ。タイトルは『Shadows』っていうんだ。これからBサイド用の曲をいくつか録音して、アルバム前にはシングルも出す予定さ。
そのタイトルはどこから?
N:決めるのにすごく迷ったんだけど、レイモンドのアイデアなんだ。今回全体的にダウンビートな曲が多かったり、歌詞も少しダークな内容だったりするからアルバムの雰囲気を表すのにいい言葉なんじゃないかと思ってね。もちろんそうは言っても明るい曲も収録されてるよ。
アルバムに何かコンセプトがありますか?
N:特にはないよ。毎回、3人がそれぞれ曲とアイデアを持ち寄るからね。でもある種のダイナミックさというのは感じられると思うよ。前作はシカゴで録音して、使える機材が限られていたからミニマムなアプローチをしたけど、今回は国内でのレコーディングで機材も全部自分たちのものを使えたし、アレンジにも時間をかけられたからね。アルバムの出来にはすごく満足しているよ。アルバムはセルフ・プロデュースで、エンジニアはこれまでにも一緒に仕事をしてくれていたニック・ブレインが担当してくれているよ。あとアートワークを、グラスゴーのアーティストのトビー・パターソンが担当してくれているんだ。彼はすごく才能のあるアーティストでそれもうれしく思うよ。
その新作からの新曲もライヴでは披露していますね。
N:今回のライヴでは「Baby Lee(ノーマン)」「Sometimes(ジェリー)」「The Fall(レイモンド)」っていう3曲をやっているよ。フェスはみんな知ってる曲を聞きたがるから新曲っていうのは難しい時もあるけど、3曲ならいいと思うし、少しずつみんなに曲を知ってもらうのはいいと思ってね。だからみんなに新曲も楽しんでもらえるといいと思うよ。
アルバムが出たらぜひ単独の来日ツアーもしてほしいです。単独のツアーは2003年以来していませんよね。
N:そうだね。しばらくしていないよね。みんなが戻ってきてほしいと思ってくれればぜひやりたいよ。
もちろんみんな思ってますよ!
N:じゃ決まりだね!(笑)(安永和俊、川名大介)
写真 ©SUMMER SONIC 09 All Rights Reserved.



























