小野肇久

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IDA『Will You Find Me』(2000)*画像
サニーデイ・サービス『Love Album』(2000)
ELIOTT SMITH『Figure 8』(2000)
BROKEN SOCIAL SCENE『You Forgot It In People』(2002)
BLONDE REDHEAD『Melody Of Certain Damaged Lemons』(2000)
SIGUR ROS『Agaetis Byrjun』(2001)
THE POSTAL SERVICE『Give Up』(2003)
ASOBI SEKSU『Citrus』(2006)
THE PAINS OF BEING PURE AT HEART『The Pains Of Being Pure At Heart』(2009)
PHOENIX『United』(2000)

 2000年といえば、地元のタウン誌を辞めてなんのあてもなく愛知県(伊藤さん家と隣接市)から上京して2年目、26才フリーター。確か、現在勤務のディスクユニオンで働くようになったのは、26才後半だった気が(曖昧です...)。

 しかし、10年という歳月は早いもので、今回のテーマである「2000年〜2009年」は自分の上京物語そのもの。このテーマに沿って選盤していたら、「あれもこれも」と懐かしい気持ちに。選んだ10枚は、その当時の想い出を鮮明に呼び起こす、記憶の魔法のようなアルバムです。上位3つは生涯フェイヴァリット・アーティストたちで、基本的には翳りや憂いを帯びた音楽が好きなのですが、特にアイダは儚くも優しいメロディと絹のような男女混声ハーモニーにヤラれ、「Shotgun」を聴いた瞬間、本当に打ち抜かれた気分になりました。この曲は、リミックス・アルバム『Shhh...』に収録のウォーレン・デフィーヴァー・リミックスが最高に美しく、何10回もリピートして聴いたほど。アイダの魅力をより多くの人に知ってほしくて、ディスクユニオンの新宿本館1Fで働いていた頃は「秋の唄もの特集」とかよく開催してました...。あと、新宿本館で勤務していた時に衝撃だったのが、ストロークスの『Is This It』(この10枚の中には入ってませんが)。輸入盤の入荷日に店頭演奏したら、「これ誰ですか?」の問い合わせが殺到し即売れ。何か時代が変わるんじゃないか、とリアルタイムで感じた瞬間でした。その他では、ブロンド・レッドヘッドはUSインディのより深部へ、シガー・ロスはポスト・ロックとシューゲイザーへ改めて導いてくれた。

 ここ数年は、情報量が多すぎて流行のサイクルが早く、何かが始まるというようなムーヴメントの兆しが見えにくいのですが、でも、アーティストもリスナーも含めて世界中のみんなが共有したがっているキーワードは、表現は違えど、着実にちょっとずつ見えてきている気がします。そして、その間に位置するレーベルやディストリビューター、CDショップもしかり。それらと真摯に関わりながら、でも、楽しみながら2010年以降を過ごしたいなと。

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