星野真人

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AT THE DRIVE-IN『Relationship Of Command』(2000)
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THE STROKES『Is This It』(2001)
BLACK DICE『Beaches & Canyons』(2002)
THE BLOOD BROTHERS『Burn Piano Island, Burn』(2003)
BATTLES『EP C』(2004)
WORLD'S END GIRLFRIEND『The Lie Lay Land』(2005)
LIARS『Drum's Not Dead』(2006)
DIRTY PROJECTORS『Rise Above』(2007)
DEERHUNTER『Microcastle』(2008)
ANIMAL COLLECTIVE『Merriweather Post Pavilion』(2009)

 00年代の10枚、ということで各年からその年に思い入れのある1枚をそれぞれピックアップしてみました。1980年生まれの筆者にとっては、正に00年代は血気多感な20代を駆け抜けた年代(笑)。その中でもまず外せないのがアット・ザ・ドライヴ・イン。変拍子やら複雑な展開を知的な激情系で突っ走るそのサウンドにもうメロメロ。ライヴは残念ながら結局見ることが出来ませんでしたが、ビデオで見る2人のアフロの半端ない暴れっぷり(踊りっぷり?)にもう釘付け。行きつけの美容室に行くたびに「もうちょっとパーマを強く...」を繰り返したあげく、気付けば自然と(?)自分もアフロな髪形に(しかも結構長い期間:笑)。その後彼らを掘り下げるべくUSポスト・ハードコアやらDIYやらを経由して、USインディー全体に嗜好が傾倒していき、現在に至るといった感じです。その中でもやはりバトルスの出現は、このシーンのみならず音楽シーン全体として大きかったのではないかと思います。2004年の音源リリース前の初来日ライヴの、そのとき肌で感じた感触は未だに感覚として残っています。当時増殖の一途を辿っていたインスト・ポスト・ロック勢を蹴散らすかのように、ドラム1台にギター3本を主として、キーボードやらヒューマン・ビートボックスを駆使して練り上げた、全く新しい方法論で構築されたフィーチャリスティックなサウンドに心が躍りました。ちょうどその頃アニマル・コレクティヴの出世作『Sung Tongs』がリリースとなり、これまでのアヴァンギャルドでエクスペリメンタルな作風から一変、良質なポップ・ソングの数々と、その後の大ブレイクに驚かされたものでした。この頃から気付くと自分のCD棚には何かとニュー・ヨーク、その中でもブルックリンに関するアーティストがチラチラと目に付くように(笑)。今までポートランドにいたダーティー・プロジェクターズも、いつの間にか気付けばブルックリンへ移住(笑)。彼らの07年作『Rise Above』は本当に感動ものでした。次から次へと発明的なアレンジメントが施された変幻自在なサウンドと演歌歌手顔負けのコブシの効いたヴォーカリゼーション。最高にストレンジなんだけど最高にポップなサウンドに、ワクワクが止まらなかったものです。

 00年代はUSアーティストをなぜか多く聴いてきましたが、10年代に入った現時点、今の調子ですとしばらくまだこの界隈を好んで聴きそうな予感がします(笑)。ですが、どこの国に関係なく、「ワクワク」が止まないアーティストに、10年代も沢山出会えることを期待しています!

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