田畑猛

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TRACER AMC『Islands』(2005)*画像
BEWERE OF SAFETY『Dogs』(2009)
AND SO I WATCH YOU FROM AFAR『And So I Watch You From Afar』(2009)
65DAYSOFSTATIC『One Time For All Time』(2006)
E.S.T.『Seven Days Of Falling』(2003)
GEMMA HAYES『Night On My Side』(2003)
KASHMIR『Zitilites』(2003)
LOGH『The Raging Sun』(2003)
THE MATTHEW HERBERT BIG  BAND『Goodbye Swingtime』(2003)
DEFTONES『White Pony』(2000)
 先ずトップに挙げたトレーサー・エー・エム・シー(Tracer AMC)の『Islands』は不肖が求めるポスト・ロックの理想型の一つだ! とか宣ってから00年~09年を振り返りたいと思います。選出してみると轟音ポスト・ロック系統は05年以降からの作品のみ。モグワイやゴッドスピード、シガー・ロス、そしてモノなど偉大な先人達も大作を発表したこの10年間。ですが不肖の10年を彩ってくれたのは有名無名には関係なく「革新的でなくともとにかく新鮮だ!」と感覚させてくれたサウンドであり、そういったサウンドに強く惹かれて、熱く焦がれました。特にトレーサー・エー・エム・シー、65デイズオブスタティックの登場は不肖にとってセンセーションな出会いで、増殖したフォロワーが使い古した所謂「静~動(溜め→爆発)」というような形骸化されたフォーマットを、そもそものポスト・ロックの持つ自由度の高い解釈で分解し再構築してみせ、その不敵なまでの野心を匂わせる鋭利な音に否応なく心奪われた記憶が焼き付いて離れません。以降、不肖の欲求を満たすかのようにシーンも活性化してくれたのですっかり囚われ人に。で、05年~09年がこの10年間の後期と位置付ければ、00年~04年までの前期は何を聴いていたかとなるのですが、...遡ればデフトーンズのエポック・メイキングである『White Pony』を最後に、それまで崇拝に近い形で聴いてきた90年代後期のUS発信のラウド音楽やオルタナ・ミュージック・シーンから距離を置き始め、踵を返すようにUK叙情派の憂鬱系へと鞍替えし、レディオヘッドやコールドプレイに涙したあの日を思い出す...。中古レコ屋を転々と歩き回り、ジャズやクラブなどの音楽も平行して聴き漁る内にエレクトロニカ(特に北欧、EU出身の音)へや音響系と自然に流れ着いたのですが、そんな最中クッキーシーン誌と出会って...いや~御世話になりました。つまるところ前期である00年~04年はクッキーシーンの影響をモロに受けています。何せ読み始めた年の選出が際立っていますから(笑)、その音楽ライフの充実ぶりが窺えるかと思います。インディー、エモ、シューゲイザー、ハードコア、エレクトロニカ、他も多岐に渡り様々なサウンドを提示してくれた御蔭で立派なジャンキーに育てて戴き感謝しきりです!

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