田中喬史

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HERBERT『Bodily Functions』(2001)*画像
THE AVALANCHES『Since I Left You』(2000)
PREFUSE 73『One Word Extinguisher』(2003)
MADLIB『Shades Of Blue』(2003)
JUANA MOLINA『Son』(2006)
YO LA TENGO『And Then Nothing Turned Itself Inside-Out』(2000)
THE FLAMING LIPS『Embryonic』(2009)
LOVE IS ALL『Nine Times That Same Song』(2006)
REI HARAKAMI『Lust』(2005)
山本精一『Crown Of Fuzzy Groove』(2002)
 音楽と文学を好み、ラーメンズに恋した男。それすなわち僕という輩。スキップするように生きたいなあと思いはすれど、5畳半の間でスキップできず、CD の山につまずき、よろけ、尻もちをひとつ。そんな中であれやこれやと選んだ10枚。漏れたCDは数知れず。統一感がありそうでないような選盤になってしまい、これ困った。というのも00年代の僕の嗜好はロックからボサノヴァ、エレクトロニカへ行ったかと思えばジャズへ行き、ヒップホップなども聴いたものだ から、これ無節操極まれり、というやつではあるけれど、しかし、この10年間、たいへん面白かった。ジャンルの細分化はより進みつつあるものの、様々な ジャンルがポップであること、その一点へ吸い寄せられるように歩み始めた気がし、その最も足るものはどれかを基準に選びました。無論、音楽そのものも僕のハートをギュッとつかんだ10枚です。

 ビター&スウィートにジャズ、ハウスを取り入れたエレクトロニカ、ハーバートの『Bodily Functions』も、シューゲイザーの新たなカタチ、そして音響系と呼ばれる音楽の極点を射抜いてしまったんじゃないかと思える山本精一の 『Crown Of Fuzzy Groove』も、聴いていると、とろけるような満足の中からポップな奏でがポンポン出てくる。中でもラヴ・イズ・オールの『Nine Times That Same Song』はまさにポップそのものでしょうよと、言ってしまいたくなる作品。近年めきめきと力を付けてきた上海企業並みのパワーを感じます。未聴の方はこちらで、ぜひチェックを!

 さて、2010年代は乱世となることでしょう。火事と喧嘩は江戸の華とは言ったもんですが、乱世すら華と見る。そんな粋な心意気で突き進もうじゃありま せんか。癒したり癒されたり、スローライフで凌いだり、草ばかり食べてたって物足りない! 乱世にこそ音楽は大きく息をするのです。その息を、こちらも吸いつくしてやりましょう。

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