エヴリシング・エヴリシング「スクーリン」EP(Geffen / Vinyl Junkie) [reviews]

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 軽快に跳ね回るメロディに、複雑な展開をするメロディ、ファルセットのヴォーカルと整ったハーモニー――アート・ポップ×プログレと表現されるその音楽性は、膨大な情報量とキャッチーさを同居させている。しかも、韻を踏んだり、ダブル・ミーニングを込めてみたりしたりした歌詞にはヴァンパイア・ウィークエンドもかくやの知性の高さとユーモアを感じるし...この「Schoolin'」という曲を形容するのに僕はほとほと悩んでしまう。それほど、オリジナリティがあるのだ。

 ビートルズやスミス、それにレディオヘッドやクラフトワークにスティーヴ・ライヒといった実験的なアーティスト、更にはマイケル・ジャクソンやRケリー、ビヨンセといったメインストリームまでを並列する影響源には驚くが、楽曲を聴くとなるほど、納得してしまう。このマンチェスターの4ピース、エヴリシング・エヴリシングはそんなバンドだ。

 これまでに4枚のシングルをリリースしただけのニュー・カマーだが、本国UKでの話題は凄いことになっている。毎年、その年のヒットを予測するBBC SOUND OF 2010にノミネート。また、参加したバンドはほぼ特大のブレイクをしていくNMEレーダー・ツアーではヘッドライナー、今後絶対無視できない存在であることは明白だ。

 1stアルバム『Man Alive』は秋のリリース予定。だが、その前に彼らを知るのに最適な日本企画盤EPがこの作品だ。冒頭に上げた最新シングル「Schoolin'」を筆頭に、『Kid A』時のレディオヘッドを思わせる「Making Some New Sense」やフューチャーヘッズばりに突っ走る「DNA Damp」など粒ぞろいの楽曲を収録。デルフィックやハーツ(Hurts)と並び、マンチェスターの新世代を担うこのバンド、サマソニのステージは絶対見ておいたほうがいい。
(角田仁志)

*日本盤は7月7日リリース予定。【編集部追記】

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このページは、伊藤英嗣が2010年6月29日 20:37に書いたブログ記事です。

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