ダミアン・ジュラード『セイント・バートレット』(Secretly Canadian / Moorworks) [reviews]

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 地味ながらもいつも素敵な歌を届けてくれるシアトルのシンガー・ソングライター、ダミアン・ジュラード。最新作となる本作は、本国でのレーベル・メイトでもあるポップ職人、リチャード・スウィフトとの共同作業により制作された。これまでもケン・ストリングフェロー(ポウジーズ他)やデイヴィッド・バザン(元ペドロ・ザ・ライオン)などとのコラボレーションにより、様々な魅力を引き出してきたダミアンだが、本作でも新鮮な一面を覗かせている。

 ニール・ヤング直系の素朴なアコギの弾き語りを基調に、フィル・スペクター風のウォール・オブ・サウンド的なアレンジを大胆に導入し、フリート・フォクシーズやボン・イヴェールにも通じる美しいコーラス・ワークが効果的に挿入され、これまでの彼の作品の中でも最も洗練された手触りのサウンドに仕上がっている。

 マグリノリア・エレクトリック・カンパニー〜ソングス:オハイア、マーク・コズレック(レッド・ハウス・ペインターズ、サン・キル・ムーン)、ヘイデンといったアコースティックなSSWもののファンのみならず、普遍性を持ったポップ・ミュージックとして多くの人の耳に触れてほしい一枚。

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このページは、伊藤英嗣が2010年6月 3日 10:37に書いたブログ記事です。

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