2009年9月アーカイブ

ずっと愛知にこもってて(来週は東京ですが)、先週末には家庭の事情もあって名古屋に行けず、ヴィヴィアン・ガールズのライヴ、見られなかった...。「ねこブログ」を見ると、小倉さん、行ったみたいでうらやましー(ぼくもヴィヴィアン・ガールズ、けっこう好きなんで)...とか読みすすむうち、彼女の文章に一瞬「えっ?」と思った部分が。

「伊藤は音楽批評には興味がない」みたいなことが書いてあったけど、小倉さんにそう言ったことあったっけ? というか、ぼく、興味ないんだっけ(笑)?

いや、たしかにそうですね。ぼくは「評論家」が権威をふりかざして「批評」したものを、多くの人が無自覚で受け入れる、という図式が嫌いでした。昔から。

クラシックやジャズとかは、構造的に仕方ないのかもしれないけれど、ことポップ・ミュージックに関しては「さまざまなバイヤーズ・ガイドを、いろんな人たちが自ら吟味しつつ、自らの参考にする」って感じですよね。自分はずっとそんなスタンスで活動してきたつもりですが、そうは見えない部分があったとしたら、不徳のいたすところ。精進します。

ただ、自分としては「分析」癖があるというか「自分はなぜそれが好きなのか、好きではないのか」ってことから出発した様々な「分析」を、あくまでバイヤーズ・ガイドになるよう述べていく、みたいなものは好きですけどね。というか、自分が音楽についてなにか「書いている」ことの意味って、そこにしかない、みたいな(笑)。

で、ポップ・ミュージックに関する「批評」ってことに関して言えば、言葉ではなく音楽もしくは周辺のアート(映像とかマンガとか)によっておこなわれているものは、かなり好きだったりします。ちょっと前、ユーチューブでマッシュアップ・ヴィデオ(もしくはMAD)を見ることに(数日間だけ)はまったりしてました。おもしろいので、いくつか貼っておきますね(笑)。

クイーン対ジェネシス(盛り上がる!)


ELO対シュープリームス(オマケあり! 美しい!)


キュアー対リリー・アレン(不気味だけど共感できる...)


またまたキュアーと今度はホイットニー・ヒューストン(可愛い!:笑)

すみません。下の記事中で「クリブスのメンバー」とか書いてしまいましたが、「ウィルコのメンバー」の間違いでした...。今、久々に見直してて気づきました。本当に、申し訳ありません。

なんか極度の疲労蓄積で、完全に頭が死んでますね...。どうか、ご容赦を...。
プリファブのニュー・アルバム、やばいですよ。正直、最高! と言えるのではないかと思います。日本盤の歌詞対訳やりました(今年、マキシモのニュー・アルバムにつづいて、ふたつめ)。歌詞対訳だけじゃなくて、パディー・マクルーアン(中心人物)自身によるライナーノーツ翻訳も担当しました。「いやー、大丈夫ですよ!」とか軽く受けちゃったら、文章は平易だけど内容的にはけっこう入り組んでて(というか、ぐにゃぐにゃ進んでいく、みたいな...。まあ、ぼく自身の文章も割とそういう傾向あるんで、ああ、こういうの、意味とるのけっこう大変だな、わからない人には全然ピンと来ないだろうな、と反省:笑)最終的には6000字くらいになっちゃって、おわーって感じでした(笑)。いや、普通日本のライナーノーツって「4000字くらいで」というのが平均的発注なので(最近は2000字くらいとか3000字くらいってことも)、それに比べてもバカ多い。

先日(また死にながら)校了した75号には、そんなパディーの、実に貴重なインタヴュー(内容も、おもしろいと思いますよー)が掲載されます。よろしくですー!

ちなみに、貴重といえばその75号、ニール・フィンのインタヴューも掲載されます。彼は、元スプリット・エンズ(70年代にニュー・ウェイヴの先駆け的なことをやってて、存在としてはニュー・ジーランド・インディーの先駆けともいえる。ライトスピード・チャンピオンもカヴァーしてました)で、元クラウデッド・ハウス(古い音楽ファンの方々、超名曲「ドント・ドリーム・イッツ・オーヴァー」を憶えていますか? 2007年の再結成盤、日本盤は出なかったけれどイギリスでは大ヒット!)。そんなニール、以前から7ワールズ・コライドというスペシャル・ユニットを、ジョニー・マーやクリブスのメンバー、KTタンストゥールや(音楽的には、ほとんど彼らっぽくないけれど)レディオヘッドのメンバーらとやっています。そのアルバム、最高なんですよ!

ウィルコの新譜も最高と思ったし、なんか7ワールズ・コライドのアルバム、ウィルコのメンバーが参加したり(新譜に入っていた曲の別ヴァージョンもあったり)しているから、ってことじゃなくて、全体の感触として彼らっぽい? と感じました。それも75号掲載のインタヴューを見て、なるほど! と納得(みなさま目にふれるのは、まだ先...。すみません...。まあ、編集者特権、ってことで...)。もちろん、彼らのことを知らない人でも、この「開かれた」そしてD.I.Y.な(でも足腰のしっかりした)ポップ性は、音楽ファンなら誰でも楽しめるものなのでは?

そして7ワールズ・コライドの歌詞対訳も(今年みっつめ、って感じで)やらせていただきました。いい作品ばかりに関われて、嬉しいです。正直言って、ライナー書かせてもらうのは(読むのも)それほど好きじゃないんですが、歌詞対訳作業は大好きなんですよね(笑)。

75号のサイドA・カヴァーはヨ・ラ・テンゴ、そしてサイドAA・カヴァーはキングス・オブ・コンビニエンス。どちらの新譜も、素晴らしい!
なんか、もうずっとひどいドタバタな感じで、かなり体力の限界を超えている今日この頃ですが、とりあえずクッキーシーン公式サイト、少しだけ変わりました。

「てゆーか、次号予告?」だったこのコーナーのタイトルも変わりました。今までここにあった記事も、いくつか別のコーナーに移しました。

まだまだ変更の真っ直中、他にも変えたいところはたくさんあるのですが、とりいそぎ...。では、また本誌編集作業に戻りまーす!

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