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TEENAGE FANCLUB

長い間レコードを作っていなかった僕らの
新作を作る喜びが反映された結果じゃないのかな


新作『Shadows』を6月に発売したグラスゴーの永遠のギター・ポップ・バンド、ティーンエイジ・ファンクラブ。エヴァー・グリーンな歌心を失わない彼らが、5年ぶりの新作で目指したサウンドとは? 8年ぶりの単独来日公演を10月に控える中、新作の内容からメンバーのサイド・プロジェクト、今や20年以上の活動歴となったバンドが長く続く秘訣までを、ノーマン・ブレイクに聞いた。

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THE VASELINES

聴いたらすぐに「これはヴァセリンズだ!」って
思ってもらえるようなアルバムを作りたかったんだ


ニルヴァーナのカート・コバーンが憧れたことでも知られる80年代の伝説的グラスゴー・バンド、ヴァセリンズが奇跡の再結成を行ない、さらになんと21年ぶりとなるセカンド・アルバム『Sex With An X』をリリース! ミュージシャンとして成長しながら、当時と変わらないエネルギッシュな作品を作り上げたバンドの中心人物のユージン・ケリーとフランシス・マッキーの2人に、待望の新作で目指したサウンドについて聞いた。

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Photo by Wattie Cheung

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PARAELE STRIPES

音楽がないと生きていけないというのが当たり前の世界で
何をするにつけても音楽が必要だなというか


音楽シーンの中心から遠く離れた福岡で、とびきりハイテンションなダンス・ミュージックが鳴らされている。アメリカ帰りのイケメン・Marsと、実に今の日本らしいオタク・松下の二人組によるパラエル・ストライプスが先ごろリリースしたミニ・アルバム「feyz」は、ポップのときめきと独立独歩な姿勢の逞しさが共存するたまらない内容だった。そんな充実作を引っ提げてツアー真っ最中の彼らだが、ヴォーカルのMarsに電話インタヴューを敢行した。

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ILLREME

音を出して、レスポンスを受けて、また自分が反応する
そんな音楽の空間を作っていってる感じ


リリースから数ヶ月たったイルリメの最新5曲入りミニ・アルバム「360° Sounds」だが、未だにその新鮮さはまったく色あせないどころか、彼の最近の活動ぶりを見聴きしても(していなくても)、「新しいフェイズ」のスタート地点としての重要度をますます増しているように感じられる。

<夢中になったら始めとけ。その気があるやつ音鳴らせ。次の時代がやってくるぜ。新しい音が見たいんだ>

収録曲「We Are The Sound」の一節。これは、まさにそんな姿勢のトリガー(引き金)となる音源(レコード)ではないか。数ヶ月前、「360° Sounds」リリース直前(このサイトが「プレ・オープン」する少し前)のイルリメに話を聞いた。話の内容としても全然古くなっていない(というか、オープンに際するドタバタによりアップが激しく遅くなってしまい、本当に申し訳ありませんでした...)のみならず、そこで語られている姿勢を捕捉するような、最新情報も添えてお届けしよう。

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I AM KLOOT

曲の主人公たちは、夜空を見上げながら、多くの場合は
まだ答えを探している段階で、結論まで至っていない


現代きっての吟遊詩人...もしくは孤高のソングライターと評されてきたジョン・ブラムウェル率いるバンド、アイ・アム・クルート。2001年にウィー・ラヴ・ユー・レコーズからファースト・アルバムをリリースした頃は、キングス・オブ・コンビニエンスやコールドプレイらと並ぶ「ニュー・アコースティック」勢のひとつにカテゴライズされていた。彼らはマンチェスター出身。当時その町で話題になっていたアーティストにたとえるなら、バッドリー・ドローン・ボーイに通じる部分も。当時クッキーシーンに掲載されたインタヴューで、ジョンはこんなふうに語っている。

「ソングライティングを始めたきっかけのひとつは、ブレヒトの『Mack The Knife』(注:クルト・ワイルが作曲を手掛けた『三文オペラ』劇中歌)。あの曲は、まるで自分の一部のように思える。泥棒や、くず拾いや、ヤクザものが、一斉に迫ってきて、うなったり、ささやきかけてくる。俺は、伝統の中でいつの間にか埋もれてしまい、あまり顧みられなくなった音楽を現代によみがえらせたい。棍棒や、銃や、レンガをかざして。そういった曲は、松葉杖をついているか、車椅子に乗ってやってくる。以前、俺のことを、病気によるひどい内股のジーン・ヴィンセント(注:波乱の人生を送った50年代のロックンローラー。露悪的だが真摯な"うた"を不自由な身体で歌いつづけた故イアン・デューリー、も彼に捧げる『スウィート・ジーン・ヴィセント』という曲をやっていた)と形容するレヴューを見たけど、すっげえ気に入ったよ(笑)」。

あれから、もう10年近く。その志向性にふさわしい渋みや年輪も身につけたアイ・アム・クルートが、明らかに最高傑作と思える5作目のオリジナル・アルバム『Sky At Night』を完成させた。同じマンチェスター出身の盟友エルボーのメンバーがプロデュースを担当している。日本にはあまり情報が広く行きわたっていないようだが、エルボーは本国では相当の人気バンドだ。そして、これまでイギリスやヨーロッパで着実に評価を高めてきたアイ・アム・クルートの道程を祝福するかのように、『Sky At Night』は全英トップ20に迫るヒット・アルバムとなり、マーキュリー・プライズの「2010 Albums Of The Year」にも選ばれてしまった。いや、そんなことより、あるビッグなアーティストがこんなふうに語っているという事実のほうが、アイ・アム・クルートの魅力を日本のロック・ファンに伝える手段としては、より適確なのかもしれない。

「ジョン・ブラムウェルは、この10年でこの国が生み出した、最も優れたソングライター4人のうちの1人である」(ピート・ドハーティ)

アコースティックかつソウルフルな魅力にもあふれた『Sky At Night』は、なぜ「深遠でありながら同時にポップであり、不思議な軽やかさ...風通しのよさを感じさせる」のか? その「塩梅」の秘密に少しでも迫るべく、ジョンに聞いた。

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BLACK REBEL MOTORCYCLE CLUB

音源を聴いて叩いてみてくれないかって言われた
そして今私の夢が叶ったってわけね


ブラック・レベル・モーターサイクル・クラブ。このバンドを最近知った人もいると思うのでまずは簡単に説明しておこう。元々一緒にバンドをやっていたピーターとロバートが当時一緒に脱退し新バンドを結成するためドラマーを探していた。そこへイギリス人のニックが加入。3人はデモ・テープを作り、サンフランシスコからロサンゼルスへと移り住む。L.A.で本格的にバンド活動を始め、EMI傘下ヴァージンと契約。2002年にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムを本国でリリースし、翌年日本でも東芝EMIからデビューした。同年フジ・ロック・フェスティヴァルにて初来日を果たす。ところが4thアルバム『ベイビー81』をリリース後ニックが脱退。今回の5thアルバムでは新たなドラマーを迎えレコーディングされた。

ピーターとロバートは声や風貌が似ているが、それ以外の部分では対照的な存在である。違う意見を持ち、違う立場を持っている。ニック脱退において重要だったのは、彼のことを客観的に見られるロバートと主観的に見られるピーターの彼に対するケアにあると思う。それがどこかでニックを閉鎖的にし、完全にオープンになれないまま脱退するに至ったのではないかと筆者は推測する。ニックは常に孤独だった。前途のフジ・ロック・フェスティヴァルで全員にお会いしたときも単独ツアーで日本に来たときも常にニックだけが単独行動をとっていたり、バンドの練習やツアーでのショウに一人だけ来なかったときもある。何が彼をそこまで追いつめたのか、それは今や永遠の謎である。

ここでお届けするのは今バンドの中立地点にいると言える新ドラマーのリアのインタヴュー。中立だからこそ見えてくる、そして新加入だからこそ言える、レアな内容となっている。

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THE CORAL

魔法みたいな瞬間をとらえる
ミステリアスな場所、って感じなんだけどね


しなやかさと力強さが同時に激しく増している。2008年のベスト・アルバム『シングルズ・コレクション』では、スタイルに左右されないザ・コーラルの「曲そのものの素晴らしさ」をあらためて痛感した。オリジナル・アルバムとしては2007年の『ルーツ&エコーズ』以来となる、彼らの新作『バタフライ・ハウス』には、誰もが一聴して耳(と心)をうばわれてしまうような、彼らのそんな魅力が最大限に発揮されている。とても風通しのいい形で。問答無用の気持ちよさではないか。

エコー&ザ・バニーメンやティアドロップ・エクスプローズ、アイシクル・ワークスから、ザ・ラーズをへて今に至るマージーサイド・ミュージックの豊穣さを、00年代から現在にかけて、誰よりも鮮やかに提示してきたのが彼らなのだ。一瞬の輝きを放って「伝説」になるバンドもいる。しかし彼らは、そういった者たちに勝るとも劣らないインパクトを各アルバムで残しながら、一歩ずつ着実に成長してきた。この『バタフライ・ハウス』は、そのあまりにも見事な証左となっている。中心人物ジェームス・スケリーに聞いた。

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TIRED PONY

確かに、オレゴン...ポートランドは
アルバムに大きな影響をあたえてくれた


かつてベル・アンド・セバスチャンと同じジープスターからレコードを発表していたグラスゴーのバンドということで、いまだに彼らの弟バンド的にとらえる向きもあるかもしれないが、スノウ・パトロールは今や英米ではビッグな存在となっている。とくにUKでの人気はすさまじく「00年代にUKのラジオで最もたくさんオン・エアされた曲」は、スノウ・パトロールの「Chasing Cars」(2006年のアルバム『Eyes Open』収録曲)なのだ。ジェームス・ブラントやテイク・ザット、シザー・シスターズやシュガーベイブスよりも上(ちなみに、トップ10にコールドプレイが入ってないのは、ちょっと意外。彼らの人気って、アメリカ・ベースなんですね...)。

そんなスノウ・パトロールの中心人物ギャリー・バックが、R.E.M.のピーター・バックらと組んだスペシャル・バンドが、タイアード・ポニーだ。ほかにも、ベル・アンド・セバスチャンのリチャード・コルバーン、M・ウォード、彼といっしょにシー&ヒムをやっているズーイー・デシャネル、エディターズのトム・スミス、そしてザ・ヤング・フレッシュ・フェロウズ/ザ・マイナス・ファイヴ(R.E.M.へのゲスト参加でもおなじみ)のスコット・マッコーイなど豪華な面子が参加したデビュー・アルバム『ザ・プレイス・ウィー・ラン・フロム』は、感情の流れがダイレクトに伝わってきて、心にしみる傑作だ。ギャリー・ライトボディに聞いた。

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BAND OF HORSES

日常生活でどんなに辛いことがあっても
前を向いて進んでいく、っていう


バンド・オブ・ホーセズが奏でるメロディはまるで星が瞬く宇宙のような包容力を持ち、私たちを希望の光が差す場所へと連れて行ってくれる。あのエディ・ヴェダーも絶賛する実力派バンドだが、今年リリースされた新作もすこぶる評判が良い。もはや彼らはある限られたカテゴリの人たちに熱心に聴かれるバンドではない。そのサウンドはノスタルジックでつい涙腺が緩んでしまうが、ただの逃避行に終わってしまわないのが彼らの魅力。前へ進むことはこんなにも切なく、美しいことなのだ。やたらと気の優しそうなドラマーのクレイトン・バーレット(外見は刺青だらけでゴツい)とギター&コーラスのタイラー・ラムゼイにインタビューした。

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DARWIN DEEZ

荒さがあるからこそリアルな質感が生まれる

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「NME期待の新人」に選ばれ、NME Rader Tourへの参加が決定し、サマーソニック2010にも出演したダーウィン・ディーズ。



彼は超が付くほどの気分屋ポップ・シンガーだった。



跳ねるようなポップ・ソング・アルバム『ダーウィン・ディーズ』について、そして彼の素顔に迫った。



というより素顔そのままであった。
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