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現在ソロ・アーティストとして活躍中(スティーヴ・アルビニがプロデュースを手がけた最新ソロ・アルバムも素晴らしかった)のジャーヴィス・コッカーが、歴史的建築物の保護を目的として運営されているUKのボランティア団体、ナショナル・トラストのためにアルバムを制作した。

UKの様々な場所で録音された鳥の声や自然の音、人の足音、オルゴールや時計の音などが収められた、この13トラック入り約25分のアルバム『National Trust: The Album』は、ナショナル・トラストのサイトから無料ダウンロードできる。ジャーヴィスの名前は(サイト上にもダウンロードしたデータにも)どこにもクレジットされていない(記者の見落としでなければ、だが...)。しかし、たしかに彼が監修したものであることが、NMEのサイトなどで報じられている。

パルプのリーダーとして70年代後半にシェフィールドで音楽活動を開始して以来、同地のワープ・レコーズとも関係が深く、ソロ・アーティストとしてはラフ・トレードと契約するなど、彼の「既成の枠にしばられない」活動ぶりは筋金入りだけに、こんな試みも非常に彼らしいといえる。

ナショナル・トラストのサイトで、録られた場所の画像をながめつつ、自然や(生物である)人間(そして人間が手作業で作ったもの)が発するサウンドを、無料ダウンロード・データで聴くというのも、もしかしたらまったく新しい「音楽体験」といえるのではないだろうか。

*5月13日13時35分追記:やはり記者(自分)の怠慢でした...。iTunesに読みこんで「情報」を見たところ「コメント欄」にジャーヴィスのクレジットがございました! 作詞作曲者欄ではなく、ここに入れるのが、またジャーヴィスのカッコいいところ、とか思ったりもします。ツイッター上でご指摘いただいたNaoki Shinodaさん、ありがとうございます!

2010年5月13日2時19分 (HI)

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1970年代後半から現在に連なるリヴァプールの音楽状況を、2000年代に活性化させた最大の要因のひとつであるバンド、ザ・コーラルが、本国では7月12日にニュー・アルバム『Butterfly House』をリリースする予定となっている。

古くは初期XTCやマガジン、そしてストーン・ローゼズのファーストを手がけたことでも知られるジョン・レッキーがプロデュースしたそのアルバムのタイトル・トラックが、彼らの公式サイトから無料ダウンロードできる。メール・アドレスなどの入力は必要だが、そうするだけの価値があるバンドではないだろうか。

2010年5月11日23時52分 (HI)

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ドイツのシアター・グループ、オルカテル(orkater)は、この秋シェークスピア『リチャード3世』の新作を上演することを先日発表したのだが、そこではトム・ウェイツによる「Misery Is The River Of The World」「God'S Away On Business」「I Don'T Wanna Grow Up」「I'Ll Shoot The Moon」「Underground」「The Part You Throw Away」といった曲が使用される予定。

トム・ウェイツとシェークスピア...。なかなかおもしろい組みあわせだ。

2010年5月11日5時38分 (HI)

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元オアシスのリアム・ギャラガー公式サイトによれば、彼は新しいビートルズ映画をプロデュースするために、イン・ワン・プロダクションズ(In 1 Productions)という映画会社を設立した。

これはリチャード・ディレロ(Richard DiLello)の著作『The Longest Cocktail Party: An Insider's Diary Of The Beatles, Their Million Dollar Apple Empire And Its Wild Rise And Fall』の映画化であり、ビートルズ自身が設立したレコード会社、アップルについて描かれたもの。

この映画のために、彼とイン・ワン・プロダクションズは、レヴォリューション・フィルム(その設立者のひとりアンドリュー・イートンは、マンチェスターの重要インディー・レーベル、ファクトリーの盛衰を描いた映画『24アワー・パーティー・ピープル』をプロデュースした)と共同作業をおこなう。

2010年5月11日5時24分 (HI)

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ご存じのとおり、イギリスの総選挙では久々に保守党が第一党に返り咲いたものの、第一党が議会で過半数を確保できない「ハング・パーラメント」状態となっている。

それに絡んで、フランツ・フェルディナンドのアレックス・カブラーノスが、選挙中にまたもやツイッターで豪快/爽快な言葉を発信していた

「マードック(訳注:イギリス最大の大衆紙『ザ・サン』も傘下に持つ「メディア王」。長年の労働党支持をひるがえし保守党に鞍替えした)のオマンコ野郎! くたばれ『ザ・サン』! キャメロン(訳注:保守党党首)のキンタマ野郎! 保守党なんかに投票するな(まあ、これを読んでいる人は、もちろん誰もそんなことしてないと思うけどさ...)!」(訳注:今でも「公式に」口にするのは一応それなりにはばかられる「FUCK」という単語を、何通りかのパターンで意訳)

以前からツイッターで歯に衣着せぬ発言を飛ばしていることが話題になっているアレックス。この熱い発言も、残念ながら保守党の勢いをとどめられなかった。にしても、保守党「完全勝利」ではなかったわけだし...。とにかく、ミュージシャンがこのような発言をおこなうことは、基本的に素晴らしいのではないだろうか。

2010年5月9日7時46分 (HI)

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先ほどのアントニーに関するニュースで触れたダーク・ナイト・オブ・ザ・ソウルの公式リリースに関して、音楽プロデューサー竹内修氏からツイッター上で情報が入った。日本のアマゾンにはまだアップされていないものの、アメリカのアマゾンでは既に予約が開始されている

このダーク・ナイト・オブ・ザ・ソウルは、ザ・シンズのジェームス・マーサーと組んでブロークン・ベルズ名義のアルバムもリリースしたばかりのデンジャー・マウスが、先頃亡くなったスパークルホースのマーク・リンカス(R.I.P.)、そして映画監督デヴィッド・リンチと3人集まって始めたユニット。

以前から音楽に造詣が深いことで知られていたデヴィッド・リンチは、アートワークを担当するのみならず、ミュージシャンとしてもプレイしている。ゲスト参加者も豪華そのもの。先述のジェームス・マーサーを筆頭に、フレーミング・リップス、イギー・ポップ、スザンヌ・ヴェガ、ピクシーズのブラック・フランシス、ザ・ストロークスのジュリアン・カサブランカス(!!!)、スーパー・ファーリー・アニマルズのグリフ、カーディガンズのニーナ、グランダディのジェイソン・ライトル、そして(R.E.M.から敬愛されていたことでも知られる南部のシンガー・ソングライター)ヴィック・チェスナット...。

最後に名前を挙げたヴィックも、マークと同じ頃に亡くなっているのだが(R.I.P.)、こういった事実を単なる感傷で片づけるわけにはいかない部分もある。

実はこのアルバム、昨年前半に完成していながら、レコード会社から突如発売中止のアナウンスがあった。詳しい事情はわからないものの、それを受けたミュージシャン側は非公式すれすれの(ネットを駆使した)音源流通を試みつつ、派手な展開はできないままになっていた(それはそうだろう。レコード会社に訴えられたら元も子もない...。このあたりの事情に関する推測は、クッキーシーン73号の記事でもふれた)。

それが、近々ようやく公式リリースされる。このジャッジに関して、ふたりの死が「商業的ポテンシャル」としてカウントされていないと、誰が断言できるだろう?

それでも、この素晴らしい作品(昨年しばらくの間、ウェブ上でストリーミング試聴が可能となっていた)が公式に世に出ることは。音楽ファンにとって喜び以外の何者でもないことはたしかだ。

せめて、ひとりでも多くの心ある音楽ファンが購入し、愛聴盤となることを願う。

2010年5月7日3時35分 (HI)

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その中性的な歌声と卓越したセンスで音楽ファンを魅了しつづけるアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズが、2009年の傑作『The Crying Light』につづく新作を、早くもこの秋にリリースするという。

ラフ・トレード・レコーズのサイトによれば、ヨーロッパでは10月5日にラフ・トレードから、USでは6日にシークレットリー・キャナディアンからリリースされる予定。

そのうえ、エイブラムス(Abrams)というアート・ブック出版社から144ページの豪華本つきスペシャル・エディションが発売されるらしい。

デヴィッド・バーンとファットボーイ・スリム新作の限定盤や、昨年リリースされるはずだったのに「空のCDRつき豪華本」のみが自費出版で流通したダーク・ナイト・オブ・ザ・ソウル(Dark Night Of The Soul:デンジャー・マウスと故マーク・リンカス、デヴィッド・リンチによるユニット。近々ようやく音源が公式リリースされるという話もある。詳しい情報は雑誌クッキーシーン73号P24〜27参照)など、書籍+音楽という形が今後さらに広まっていくかもしれない。

2010年5月7日1時29分 (HI)

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今や合衆国を代表するレコード会社のひとつとなっているサブ・ポップがファンジン(Zine)としてスタートした際、その中核スタッフとして関わっていたキャルヴィン・ジョンソンによってワシントン州(シアトル...ではなく)オリンピアで1982年に始まったUSインディー・レーベルの老舗、Kレコーズが、Singles Zip-Pakという新企画を発表した。

最初に50ドル(5月31日までに申し込めば45ドル)を支払うことで、1年の間、Kレコーズから新曲のMP3ファイルが毎週2曲以上届く、というもの。

かつて、最初にお金を支払うことで定期的に7インチ・シングルが郵送されるという通信販売「シングル・クラブ(Singles Club)」をいくつかのインディー・レーベルがおこなっていた。これは、そのアップデイト・ヴァージョンといえるだろう。

1年間つまり50週にわたって毎週新曲が届く(「毎年2週間のみお休みをいただきます」という表記あり)。「生活に密着した音楽」という、インディー/D.I.Y.スピリットにふさわしい企画だ。申し込んだ人はKレコーズのデジタル・ショップ・サイトで他のものを購入した際に割引となるなど特典もある。

詳細は、Kレコーズ・サイトの当該ページ。そこでは、お馴染みミラー(Mirah)など6アーティストの曲が試聴可能となっている。なお、そこで聴けるザ・ハイヴ・ドウェラーズというのはキャルヴィン自身のバンド。そして、ダブ・ヴァージョンが聴けるチェイン・アンド・ギャングというのは、かつてネイション・オブ・ユリシーズやメイク・アップといったバンドにいたイアン・スヴェノニウス(Ian Svenonius)の最新プロジェクト。

2010年5月6日12時50分 (HI)

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『ローリング・ストーン』に掲載されたデヴィッド・クロスビー(クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング時代の仲間)のインタヴューによれば、ニール・ヤングはダニエル・ラノアと組んで新しいアルバムをレコーディング中、とギブソン・ギターのサイトが報じている。

ダニエル・ラノアといえば、ブライアン・イーノと組んだ傑作群で一躍注目されたプロデューサー。U2やボブ・ディランなどのビッグ・アーティストを手がけてきたのみならず、ときにドリーミー、ときにアーシーな素晴らしい自らのリーダー・アルバムもリリースしている。

ニール・ヤングと同じカナダ出身というのみならず、ダニエル自身のアルバムのノリから想像するに(そして、かつてのボブ・ディランのプロデュースがとても良かっただけに)、このアルバムが完成に至れば、ニール・ヤングのキャリアの新たなマイルストーンとなることも期待される。

2010年5月5日6時57分 (HI)

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この「News」コーナーでは、海外そして国内の音楽情報をお届けします。基本的には平日に更新されますので、情報アップ開始は5月6日(木)以降となりま す!
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